ぶどうを育てることにしました🍇

暮らしの庭
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わが家の子どもたちは、ぶどうが大好きです。

スーパーで一房買って帰ると、
あっという間になくなります。
みんなで分けると一人あたり数粒。
最後の1個はじゃんけんです。

勝った子がうれしそうに食べて、
負けた子が「えー」と言う。
毎回その光景を見ていて、
ふと思いました。

飽きるほど食べさせてあげたい。

買い足すのではなく、育てたらどうだろう。
そう考えはじめたのが、今回のはじまりです。

次男に話してみたら

いちばん先に話したのは、
中学2年生の次男でした。

「ぶどう、育ててみようと思うんだけど。
来年の今ごろには食べられるよ」

返ってきたのは「やった!」という、
思ったより大きな反応でした。
「水やりやってね」と頼むと、
あっさり「いいよ」と言ってくれました。
中学生の「いいよ」がどこまで続くかは
分かりませんが、
とりあえず共犯者が一人できたことになります。

そのうち、
上の子も下の子も巻き込むことになりそうです。

……ただ、この「来年の今ごろ」という話には、
後で訂正が必要になります。
それについては、記事の最後に書きます。

どの品種を選ぶか

育てると決めてから、まず考えたのは品種でした。

条件はひとつだけ。
皮ごと食べられる、種なしのぶどうです。
子どもたちが好きなのは、まさにそのタイプ。
皮を出す手間も、
種を気にする必要もないものが食べたい。

そうなると、
真っ先に浮かぶのはシャインマスカットです。

シャインマスカットは、思ったより手強かった

調べてみて、
いくつか知らなかったことがありました。

ひとつは、
シャインマスカットは本来、種ができる品種
だということ。
お店で売られている種なしのものは、
花の時期にジベレリンという薬剤で
処理をしてあるのだそうです。
房をひとつずつ、
決められたタイミングで2回、薬剤の液に浸す。
タイミングが数日ずれると、
種が残ったり粒が育たなかったりする。

もうひとつは、雨に弱いということ。
雨に当たると病気が出やすく、
収穫直前に房ごと傷んでしまうことも
あるそうです。
雨の多い土地では、雨よけがほぼ必須。

さらに、粒を間引く「摘粒」という作業も
必要で、これが地味に時間がかかるらしい。

ぶどうを育てる、というのは
思っていたより手のかかることでした。
最初の一本としては、ちょっとハードルが高い。

ヒムロッドシードレスという品種

そこで見つけたのが、
ヒムロッドシードレスという品種です。

聞いたことのない名前でした。
特徴を読んで、これだと思いました。

  • ジベレリン処理をしなくても、
    自然に種なしになる
  • 皮が薄くて、皮ごと食べられる
  • 甘みが強く、酸味が少ない
  • 雨や病気に比較的強い

処理の手間がいらない、
というのが決定的でした。
育てやすさで言えば、
家庭で育てるなら断然こちらです。


それでも、諦めきれなかった

これで決まり、と思ったのですが。

シャインマスカットを完全に手放すのが、
どうしても惜しくなりました。


手はかかる。
でも、うまくいったときにあの粒が
自分の家でなるのだと思うと、
やってみたい気持ちが残ります。
それに、鉢植えなら並べて置いても
場所を取らない。

結局、2本買うことにしました。

育てやすいヒムロッドシードレスで
感覚をつかみながら、
シャインマスカットにも挑戦する。
うまくいかなければ、ヒムロッドが残る。
そう考えると、気が楽になりました。

置き場所は、すぐに決まった

品種が決まると、次は置き場所です。

ぶどうに必要な条件は、
だいたいこの3つでした。

  • 日当たり(1日4時間以上の直射)
  • 雨が当たりにくいこと
    (特にシャインマスカット)
  • 風通しがよいこと

この条件を見た瞬間、
頭に浮かんだのが和室の前の軒下でした。

軒が深いので、雨はしっかり防げます。
東向きなので、
朝の低い日ざしが軒の下まで入ってくる。
ここしかない、という感じでした。

ただ、測ってみたら、
使える幅が90cmしかありませんでした。
鉢ひとつなら余裕ですが、
二つ並べると窮屈になります。
葉が茂ってくると風通しが悪くなり、
そこから病気が出るのだそうです。

もう一か所、西側の窓の下に、
砂利が残った一角があります。
こちらは日当たり抜群。
ただし軒がないので、雨が直接当たります。

考えた結果、こうしました。

  • 雨に弱いシャインマスカット
    → 和室前の軒下
  • 雨に強いヒムロッドシードレス
    → 西側の窓際

それぞれの弱点に合わせて、
場所を割り振った形です。
最初の1年は葉もまだ少ないので、
2つ並べて置いて、
窮屈になってきたら動かすつもりです。
鉢植えの良いところは、
こうして置き場所を変えられることですね。

庭には芝生のスペースもあるのですが、
水はけがあまり良くありません。
ぶどうは根が水に浸かるのを嫌うので、
地植えは見送りました。
いつか本格的にやりたくなったら、
そのときに考えます。

注文したもの

今回注文したのは、この2本です。

  • ヒムロッドシードレス
    1年生接木苗(ウイルスフリー)
  • シャインマスカット
    1年生接木苗(ウイルスフリー)


購入先は「苗木部 by 花ひろばオンライン」。
ぶどうの品種が豊富で、
この2品種を同じ店で揃えられるのが
決め手でした。

苗を選ぶときのポイントとして、
接木苗(ウイルスフリー)を選ぶことを
覚えておくとよさそうです。
挿木苗より高くなりますが、
生育も病気の出にくさも違ってくるそうです。

1年生か2年生かでも迷いましたが、
ぶどうは1年で枝が3〜5m伸びるほど
生育が旺盛なので、
大苗を買っても収穫が早まるのは
1年ぶんくらい。
それなら1年生で十分だと判断しました。

苗が届くのは12月から翌1月頃。
予約販売なので、しばらく待ちます。



鉢と土は、
苗が届く前にホームセンターで揃える予定です。
10号(直径30cm)以上のスリット鉢と、
果樹用の培養土。
土は重いので、
通販より店頭で買ったほうが安く済みます。

次男に、まだ言えていないこと

さて、最初に書いた
「来年の今ごろには食べられるよ」の話です。

これは、間違いでした。

調べていくうちに分かったのですが、
苗が届いた最初の1年は、
実をつけさせてはいけないのだそうです。
花が咲いても摘んでしまう。
ここで実をつけさせると、
樹がそちらに力を使ってしまって、
その後の生育が何年も遅れてしまう。

最初の1年は、枝と根を育てる期間。
収穫できるのは2年目の夏、
2028年の8月頃です。
それも数房。
本格的に採れるようになるのは
3年目からだといいます。

つまり、次男が「やった!」と
喜んだあの日から、
実際に食べられるまでは
2年あるということです。

まだ本人には伝えていません。
どう言おうか考えているところです。

ただ、
待つ時間そのものも悪くないと思っています。

春に芽が動いて、
夏に枝がぐんぐん伸びて、
秋に葉が落ちる。
その繰り返しを2回見てから、
ようやく最初の一粒が食べられる。
すぐに手に入るものばかりの毎日のなかで、
そういう時間の流れ方をひとつ持っておくのは、
けっこう贅沢なことかもしれません。

水やりを頼まれた次男が、
2年間どこまで続けてくれるのかも見ものです。

このブログでは、
これから育てていく様子を
記録していこうと思います。
うまくいったことも、失敗したことも。
同じように「家でぶどうを育ててみようかな」と
考えている方の参考になれば嬉しいです。

まずは、苗が届くのを待ちます。
そして、次男に本当のことを言います。

次回は、その報告です。
「2年後だよ」と言ったとき、
彼は何と答えるのか。
わたしとしては、
水やり係を降りられるのがいちばん怖いです
😅

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